新宿LOFTライブリポート！

8月7日、プロジェクトの皮切りともなる、新宿ロフトでの「SOUL RED LIVE」を開催しました。

ライブハウスとして、30年以上もの歴史を紡ぐ、新宿ロフト。
ロックやブルースの匂いが溢れる会場に、SOUL RED LIVEのポスターは、最高にマッチング。

開場後しばらくして、降り出した大粒の雨の中、スタートを切ったのは、ROLL 馬場康治さんのDJ。

徐々に集まってきた会場内は、渋めの、ロカビリーテイストな選曲に、ビールグラスと傾けながら聞き入る人たちが、フロアに増えてきます。
雨の中あわただしく会場に入ってきた人たちも、ビールで一息、落ち着いたところで、登場したのが、ブラックボトムブラスバンド！

バンドメンバー全員で、行進しながら会場に入ってきて、ステージに上がるという、スタイルは、本当にチャーミングで、かっこいい！
わっしょい番長YASSYの、「わっしょい」の掛け声に、初めてブラックボトムに会う観客も、ついついノリノリで「わっしょい」を大合唱！
笑いと掛け声で、会場が溢れかえります。

ブラックボトムが笑顔いっぱいで退場した後、ヒステリックグラマー北村信彦さんのDJがスタート。
ロックなブランドイメージを裏付けるかのような、北村さんのロックで男イズム満載のDJ。
80年代のロックシーンへのリスペクトを感じさせる選曲で、会場の雰囲気は、ますますロックに。
そして、登場したのは、 内海利勝さん率いるU-SET。

元キャロルのギタリスト、内海さんの奏でるロックは、ホンモノ感、バリバリ。
演奏の素晴らしさ、聞かせる声、抜群のプロポーション。
男は、こう歳を取らないと、と会場内の誰もが思ってしまうほどに、かっこいい！

最高のギタープレイとともに、松田優作への思いや、キャロルでともに過ごした矢沢永吉さんのエピソードなどを、はにかみながら語る内海さんの姿は、日本のロックシーンを作ってきたロッカーのひとりとして、大人の男として、本当に魅力的でした。
内海さんのライブパフォーマンスの後は、武内亨さんのDJがスタート。

ジャパニーズロックの軌跡へのオマージュを感じさせる武内さんのDJパフォーマンス。チェッカーズのリーダーとして、一般にもロックを広めてきた、武内さんの情熱を感じさせるものでもありました。
ロックでいながら、ポップでもあり、耳馴染みがよくもあり、聞くものを熱くさせるDJに、さらに観客のボルテージはアップ！

そして登場したのは、ジョー山中さん。
フラワートラベリングバンドや、ソロ活動など、ますます精力的に活動するジョーさんの今回のステージは、本格的なレゲェを聞かせてくれました。

友人・松田優作との思いをMCではさみながら、聞かせるのは、ただただカッコよすぎる、レゲェミュージック。
松田優作も、音楽活動の中で、非常にレゲェに興味を持ち、自分の楽曲に取り入れようとしていた時期があると言います。
レゲェもロック。ロックは、音楽のジャンルではなく、精神なんだと思わされた時間でした。
ステージ中には、生前の松田優作にジョーさんが提供した「雨の日はブルース」、そして松田優作との出会いの場でもあり、共演作でもある「人間の証明のテーマ」を熱唱。
会場内の誰もが、このままライブが終わってしまうのがさみしくてたまらない、という思いに駆られたとき、今回の出演アーティストが、全員、舞台に再登場！

大声援の中、アーティスト全員で始まったのは、なんと「Stand by me」！
いつまでも、松田優作は私たちのそばにいてくれる、という、アーティスト全員の思いが、会場に届きます。
このあと、ジョーさんがステージを降り、観客のいるフロアでパフォーマンス！
「Stand by me」と歌いながら、そばにいる観客のひとりにマイクを手向けるジョーさんにつられ、歌う観客。
次から次へのマイクを向けられ、続く「Stand by me」、松田美由紀も参加して、最後は全員大合唱で曲が終わりました。

ライブ最後に、挨拶した松田美由紀。
今日のこの日に、最高のパフォーマンスをして元気をくれたアーティストの皆さんと、会場に足を運んでくれた観客の皆さんへの、感謝の思いと、感激で、少し目を潤ませながらのあいさつとなりました。

まだまだ続くSOUL RED LIVE。
これからも、アーティストの方々はもちろんのこと、来場する皆さんの力があってこそ、ライブは成り立つとあいさつで語る松田美由紀のメッセージのとおり、このプロジェクトは、皆さんの力で作られる、記念すべきイベントです。
ますますパワーアップしていく予定ですので、ぜひ会場に足を運んでくださいね。
今後のライブ情報はこちらをチェック。

以上、新宿LOFTでの「SOUL RED LIVE」リポートでした！