松田優作プロフィール
Yusaku Matsuda
- 出身地
- 山口県下関市
- 身長・血液型
- 185cm・A型
- 生年月日
- 1949年9月21日
- SITE
- www.yusaku-matsuda.com/
1949年9月21日生まれ。山口県下関市出身。
1972年、文学座付属演劇研究所12期生として入所。
73年NTV「太陽にほえろ!」でジーパン刑事を演じ、鮮烈なデビューを遂げる。同年、『狼の紋章』でスクリーンデビューを果たす。
74年『竜馬暗殺』、同年初主演作品『あばよダチ公』などに出演。その後、77年『人間の証明』、78年には村川透監督と初めてコンビを組み、『最も危険な遊戯』に主演。アクションスターとしてその個性をいかんなく発揮した。村川透監督とは以降『殺人遊戯』『処刑遊戯』の遊戯シリーズや、大藪春彦原作の角川映画『蘇える金狼』(79)『野獣死すべし』(80)と数々のハードボイルドアクションの傑作を続けて発表していく。
また一方ではNTV「探偵物語」に主演、企画段階から参加し、探偵・工藤俊作役を軽妙に演じ、その人気を絶大なものとしていく。81年には工藤栄一監督『ヨコハマBJブルース』、鈴木清順監督『陽炎座』と次々に主演をこなし、演技派としても実力をつけていく。
83年には森田芳光監督『家族ゲーム』に主演し、キネマ旬報主演男優賞・報知映画賞など数々の映画賞を受賞。映画スターとして頂点につく。森田芳光監督とは85年に『それから』で再度タッグを組み、その年も数々の映画賞を受賞する。86年には『ア・ホーマンス』で自ら監督、主演をこなし、話題となった。
その後、88年吉田喜重監督『嵐が丘』、深作欣二監督『華の乱』に出演。俳優として円熟期を迎える。
そして、1989年、リドリー・スコット監督『ブラック・レイン』に出演。主演のマイケル・ダグラス、高倉健に伍して、殺人犯として追われる凶暴なヤクザを演じた。その演技は、国際的にも高い評価を得たものの、同年11月6日逝去となった。享年40歳。
Biography
1949年
- 9月 21日下関で誕生(戸籍上は50年9月21日)
1957年
- 4月 下関市立神田小学校入学
1963年
- 3月 下関市立神田小学校卒業
- 4月 下関市立文洋中学校入学
1966年
- 3月 下関市立文洋中学校卒業
- 4月 下関市立第一高等学校入学
1967年
- 秋頃徒米。サンフランシスコのシーサイド大学付属高校へ転入。
1968年
- 9月 帰国。上京。
- 私立豊南高校夜間部4年に編入学。
1969年
- 3月 私立豊南高校夜間部卒業。
- 4月 東宝や劇団「六月劇場」に出入りし、山本清多「海賊」の裏方につく。
- 10,11月ごろ「六月劇場」を離れる。
1971年
- 4月 「新演劇人クラブ・マールイ」入団
1972年
- 4月 文学座演劇研究所入所
- 8月 舞台「ネガフィルム」上演
- 戯曲「トリップ・トリップ」上演
1973年
- 1月 江連卓作・演出「さらば滅亡の町よ」に出演
- 3月 日本テレビ「太陽にほえろ!」テスト出演
- 4月 文学座の研究生となる
- 7月 日本テレビ「太陽にほえろ!」ジーパン刑事役で初レギュラー出演
- 9月 映画『狼の紋章』(東宝=東宝映像)に出演
1974年
- 1月 F企画を作る
- 3月 舞台「みやもと武蔵」上演
- 4月 映画『ともだち』(日活児童映画室)に出演
- 8月 映画『竜馬暗殺』(映画同人社=ATG)に出演
- 10月 ドラマ『赤い迷路』(TBS)レギュラー出演
- 11月 映画『あばよダチ公』(日活)に出演
- 舞台「したて屋銀次」上演
- 乃木坂に稽古場を借り、毎週土曜日、舞台「カルロ」、「明日に向かって撃てなかった心優しい僕達」を約1ヵ月公演
1975年
- 3月 文学座退団。「六月劇場」へ
- 4月 ドラマ「俺たちの勲章」(日本テレビ)にレギュラー出演
- 5月 舞台「ささがわの繁蔵」上演
1976年
- 1月 ドラマ「大都会 闘いの日々」にゲスト出演
- 3月 舞台「明日のない俺達にセンチメンタルブルースを!」上演
- 7月 映画『暴力教室』(東映)に出演
- ドラマ「夫婦旅日記・さらば浪人」(フジテレビ)ゲスト出演
- 10月 映画『ひとごろし』(永田プロ=大映=映像京都)に出演
1977年
- 4月 ドラマ「大都会 PARTⅡ」にレギュラー出演
- 映画『人間の証明』(角川春樹事務所)に出演
- ドラマ「森村誠一シリーズ~腐食の構造」(TBS)に出演
1978年
- 4月 映画『最も危険な遊戯』(東映セントラルフィルム、東映芸能ビデオ)に出演。
- 7月 ドラマ「大追跡」(日本テレビ)にゲスト出演
- 11月 舞台「真夜中に挽歌」上演
- 12月 映画『殺人遊戯』(東映セントラルフィルム)に出演
1979年
- 4月 ドラマ「あめゆきさん」(TBS)に出演
- 映画『乱れからくり』(東宝)に出演
- 映画『俺達に墓はない』(東映セントラルフィルム)に出演
- 8月 映画『蘇える金狼』(角川春樹事務所)に出演
- 9月 ドラマ「探偵物語」(日本テレビ)にレギュラー出演
- 11月 映画『処刑遊戯』(東映セントラルフィルム)に出演
1980年
- 1月 「六月劇場」から独立、夢家事務所を設立
- 2月 映画『レイプハンター』(にっかつ)にゲスト出演
- 4月 映画『薔薇の標的』(東映セントラルフィルム)にゲスト出演
- 10月 映画『野獣死すべし』(角川春樹事務所)に出演
1981年
- 1月 夢家事務所閉鎖。セントラル・アーツへ
- 4月 映画『ヨコハマBJブルース』(東映セントラルフィルム)に出演
- 8月 映画『陽炎座』(シネマプラセット)に出演
1982年
- 1月 ドラマ「春が来た」(テレビ朝日)に出演
- ドラマ「火曜サスペンス~死の断崖」(日本テレビ)に出演
- 9月 ドラマ「新事件~ドクター・ストップ」(NHK)にレギュラー出演
- 10月 ドラマ「ホームスイートホーム」(日本テレビ)にゲスト出演
- キリン ライトビール CM出演
1983年
- 2月 ドラマ「あんちゃん」(日本テレビ)ゲスト出演
- 6月 映画『家族ゲーム』(日活撮影所、ATG、ニュー・センチュリー・プロデューサーズ)に出演
- 7月 映画『探偵物語』(角川春樹事務所)に出演
- 9月 ドラマ「熱帯夜」(フジテレビ)にレギュラー出演
- 12月 ドラマ「土曜ワイド劇場~断線」(テレビ朝日)にレギュラー出演
- ギャッツビー ヘアブロー CM出演(83-84)
1984年
- 1月 ドラマ「新・夢千代日記」レギュラー出演
- 2月 キネマ旬報主演男優賞受賞
- 9月 ドラマ「女殺油地獄」(NHK)に出演
- ビクター・ピーコンポ√2、ポータブルコンポシリーズ CM出演
- ギャッツビー ヘアブロー・シャワーフレッシュ CM出演(84-88)
- キッコーマン トライアングル CM出演
1985年
- 3月 映画『それから』(東映)に出演
- この頃、演出家として演劇活動再開
- DYNAREC CM出演
- ギャッツビー ヘアスタイリングフォーム CM出演(85-86)
1986年
- 7月 ドラマ「ドラマ人間模様~追う男」(NHK)に出演
- 10月 映画『ア・ホーマンス』(東映=キティ・フィルム)に出演
- 11月 松田優作プロデュース公演始まる
- 12月 舞台「マオモ」上演
1987年
- 3月 舞台「MAZDA(マズタ)」上演
- 7月 舞台「マッサム」上演
- 12月 舞台「トレイプ」上演
- ギャッツビー ボディウォッシュ CM出演(85-86)
1988年
- 3月 舞台「モーゼル(マズタ再演)」上演
- 5月 映画『嵐が丘』(西友・西武セゾングループ、MEDIACTUEL)出演
- 10月 映画『華の乱』(東映)出演
- ドラマ「土曜ワイド劇場~桜子は微笑う」(テレビ朝日)に出演
1989年
- 10月 映画『ブラック・レイン』(ジャッフェ、ランシングプロ)に出演
- ドラマ「華麗なる追跡」(日本テレビ)出演
- 11月 6日逝去。享年39歳。